「押印(おういん)と捺印(なついん)の違いがわかんないんだけど、調べておいてくれない?」
はいはい、わかりましたよ~(´Д`)
つい先日、パソコンがまったく使えない、ウチのおばあちゃんから、この質問をいただきました。
私も、はっきり言って、よくわかんなかったので、その場で答えられなかったんですよね…(^_^;)
「じゃあ、調べておくから、また後で電話するねー」
といったんお別れして、さっそく調査開始です!
すると、やっぱりちゃんとした違いはあるんですね~。
ちょっとめんどくさかったけど、自分も勉強になったので、まあ良しとしよう(笑)
おばあちゃん、ありがと~(´∇`)ノ
せっかくだし、私みたいに知らない人のために、押印と捺印の違いについて、紹介したいと思います!
ついでに、もう1つ似たような感じの「押捺(おうなつ)」についても、調べてみましたよ!
大人の常識として、恥ずかしい思いをしないためにも、この機会に、ぜひ覚えてしまいましょう~。
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それぞれの違いは何?
どの言葉であろうと、
「ハンコを押す」
という意味で、やることはいっしょです。
なので、ハッキリ言ってしまうと、大して気にしなくても問題はありませんよ~(´∇`)
しかし、これで終わってしまっては、モヤモヤしか残りません…
「これなら、調べた意味ねーだろ!ヽ(`Д´)ノ」
って怒りたくなっちゃいますね(苦笑)
もちろん、ちゃんとした使い分けがあるので、ご安心を。
では、ここから、その違いについて、詳しくお話していきます!
これであなたも、完璧に使い分けられますよ!
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押印
押印は、記名の時に使うのが正しいと言われています。
「記名って何(゚д゚)?」
という方のために、かんたんに説明すると、
記名:ゴム印や印字、もしくは他人に代筆してもらい、名前を表記すること
となります。
要するに、自分の手で書いていないサインのことですね。
また、押印が使われ始めたのは、当用漢字に「捺」という字が入らなかったから、とも言われています。
そこから、公的な文書で「押印」が使われ始めたんだそうです。
(日常的には、そのまま捺印を使っていたようですが)
それで、同じような意味の2つの言葉ができたんですね!
では、もう一方の捺印はどうなるかというと…?
察しの良い方なら、もうわかってるかもしれませんね(^^)
捺印
捺印は、署名(自筆のサイン)の時に使われます。
ちょっとした、豆知識ですが、署名の方が、記名よりも証拠力は高いです。
証拠力の強さで言うと、
- 署名捺印
- 署名のみ
- 記名押印
- 記名のみ
という順番になります。
やっぱり「署名」+「印鑑」が最強ですね。
ただ、証拠力が問われるような状況には、あまり関わりたくはないけど…(^_^;)
それでは、最後に、押捺について、お話していきます!
押捺
これに関しては、特に特徴的なこともないので、何も言うことはありません(苦笑)
あえて言うなら、押捺はハンコだけでなく、指紋を押すときにも使われます。
まあホントそれくらいです…
これで、3つの言葉の違いはバッチリです!
最後に…
押印と捺印、そして押捺の違いについて、紹介してきましたが、いかがでしたか?
まとめると、
- 記名の場合は押印
- 署名の場合は捺印
- 押捺はご自由に
ということになります。
これだけ抑えておけば、何も心配ありません!
とりあえず、おばあちゃんの悩みを解決できて、良かったですε-(´∀`*)ホッ
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