お盆の迎え火と送り火とは?やり方をわかりやすく徹底解説!

    この記事は3分で読めます

    1年に1度だけ、亡くなった家族に会える

    そんな夢のようなひとときを可能にしてくれるのが、迎え火送り火です。

    私の家では、一度もしたことがなく、この習慣があることを知ったのも、つい最近なんですよね。

    地元は北海道なんですが、他の家でも見たことないし、あんまりやらないのかな…

    もし、家族が亡くなってしまったら、迎え火・送り火をして、お家に返って来てほしい…という気持ちになりました。

    幸い、まだ身近な人を失うという経験がないのですが、いつかは必ず起きる出来事ですからね…

     

    そこで、今後のために、迎え火と送り火のやり方について、今から覚えておこうと思い、徹底的に調べてみました。

    これから初めてする方は、悩まないように、私といっしょに見ていきましょう!

    これで、初めてでも、スムーズに行うことができますよ(^^)


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    どうやるの?

    まずは、霊をお家に来てもらうために行う、迎え火からお話していきますね。

    迎え火

    日にちは?

    7月、もしくは8月の13日夕方

    最近は、8月の地域が多いです。
    7月にするのは、東京とかですね。

    なんでこの日がいいのか、詳しい理由については、こちらでまとめているので、知りたい方は読んでみてくださいね↓

    ⇒ 迎え火と送り火の日にち!時間は?いつやればいいの?

    必要なモノは?

    • おがら…皮をはいである麻の茎
    • 炮烙(ほうろく)…素焼きの土鍋

    ※スーパーやお花屋さんで買うことができます。見つからない場合は、ネットでも買えます。

     

    焙烙の上に、おがらを置いて燃やします。

    動画があったので、こちらを見てみるとイメージが湧きやすいと思います↓

    けっこう火力は強めですね。

    「家はマンションだから、火をたくのはちょっと…(^_^;)」

    という場合は、提灯(ちょうちん)を使うといいですよ。
    (安全性を重視した、電池で明るくなるモノもあります)

     

    気をつけたいのは、新盆(四十九日が過ぎてから初めての盆)の時は、柄の入っていない白提灯を使うということです。

    これは、霊が迷わないようにするためなんだそうですよ。

    それ以降は、柄入りの提灯を使います。

    白提灯は新盆が終わったら、送り火で燃やしたり、お寺で供養してもらったりします。

    ただ、最近では、そのまま燃えるゴミに出すことも多いようです。

    ちょっと、味気ないですね…

    場所は?

    家の玄関の前ですることが多いです。

    ちなみに、昔は、お墓の前で迎え火をし、提灯を灯しながら、お家までいっしょに帰る、というやり方だったようです。

    ただ、今は、近くにお墓がある方も少ないでしょうし、玄関の前になったのは、仕方ないかもしれませんね。

     

    これで迎え火については、バッチリです。

    次は、故人を天に送り出す、送り火について、見ていきましょう。


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    送り火

    日にちは?

    7月、もしくは8月の15日か16日の夕方

    15日が盆終わりで、16日が盆明けです。

    ここはどちらでも良いので、あなたのお好きな方を選ぶか、地域の風習に従ってください。

    必要なモノ・場所

    迎え火とまったく同じです。

    送り火については、日にちが違うだけで、やることはいっしょです。

    ちゃんと家族が天に帰れることを祈って、きちんと見送ってあげましょう。

     

    これで、やり方は完璧…

    というワケではありません(^_^;)

    亡くなった方を迎え入れる前に、とっても大切なお供えものが必要になります。
    (まあ当たり前だと思いますが…苦笑)

    ご先祖様の好きなものでもいいですが、

    「何をお供えすればいいの?」

    と迷う方もいますよね?

    そんなあなたのために、一般的なお供えものを紹介していこうと思います。

    困ったら、コレをお供えしてあげてくださいね。

    何をお供えする?

    定番なのが、

    • きゅうりで作った馬(霊が早くお家に帰れるように)
    • ナスで作った牛(霊がゆっくり天国へ戻れるように)

    です。

     

    kyuurinasu

    ちなみに、足は割り箸で作ります。

    この馬や牛たちは、 食べずに、送り火の時に燃やしてしまいます

    こうすることで、牛や馬が天国に連れて行ってくれる、という意味合いも込めているそうです。

     

    食べ物は、団子がいいですね。

    13日に飾るものを「迎え団子」、16日に飾るものを「送り団子」と言います。

    ちなみに、迎えはあんこ付きの団子で、送りは白い団子を飾るのが一般的だそうです。

    歓迎ムードのお迎えの時は、ちょっと豪華なんですね~。

    食べ物は毎日お供えしても大丈夫です。

    14日はおはぎ、15日はそうめんがいいみたいです。
    (そうめんだけ若干ジャンルが違うような…笑)

     

    あとは、お花ですかね。

    お盆に飾る盆花というものがあり、

    • キキョウ
    • オミナエシ
    • ヤマナデシコ
    • ミソハギ
    • ヤマユリ

    などがあります。

    お供えものは、13日の午前中くらいに済ませておくのがいいと思います。

    早いところは、12日にしてしまうところもあるそうです。

    最後に…

    迎え火と送り火のやり方については、分かっていただけたでしょうか?

    でも、いちばん大切なのは、亡くなってしまった家族を歓迎してあげる気持ちです。

    完璧にこなそうとすると、面倒になって、いいかげんな気持ちになってしまう可能性もあります。

    なので、無理のない範囲で、気軽にお迎えしてあげるくらいが、ちょうど良いかもしれませんね(^^)


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