パスタに塩を入れる理由!どのくらい違うか食べ比べしてみた!

    この記事は3分で読めます

    「パスタに塩を入れてるけど、何の意味があるんだろう?」

    私は、理由もよく知らずに、今まで何となく入れてました…(笑)

    料理番組や料理本でも、パスタをゆでる時に、塩をドバッと入れてますよね。

    私も、アレが正しいんだと思って、塩を入れてたのですが、正直、大きな違いを感じない…(^_^;)

    「麺に塩味を付けるためらしいけど、ソースに絡めたら、十分味つくやろ~」

    って思ってました。

    でも、もしかしたら、他にも大事な理由があるのかな?と思って、調べてみると、確かにあるある。

    今回は、パスタに塩を入れる理由について、徹底解剖したいと思います!

    「なぜ塩?」と思っていたあなたはぜひご覧ください。


    スポンサーリンク


    塩を入れる理由は?

       pasta

    その理由というのが、この3つ。

    • 塩味を付けるため
    • 沸点を上げるため
    • タンパク質が溶けにくくなり、コシが出るため

     

    ここからは、これらについて、もう少し詳しくお話していきますね。

    塩味を付ける

    これは単純に、麺自体に味が付くので、その方がおいしく感じるから、ということです。

    あとは、塩を入れることで、ゆで汁で、ソースの味の調整なんかもできますね。

    沸点を上げる

    塩を入れると、沸点が上昇するので、パスタを茹でるのには良いそうです。

    沸点が高い方が、ムラがなく茹で上がるみたいです。

    「じゃあ、一体、どのくらい沸点が変わるの?」

    と調べてみると、沸点を0.5℃上げるのに、水1Lあたり約29gの塩が必要になると言われています。

     

    ちなみに、パスタを作る時は、1Lあたり、10g程度

    つまり、ほぼ変化なし、と言ってもいいですね…(^_^;)

    なので、このお話は、間違ってはいないのですが、パスタの仕上がりを変えるほどの効果を期待するのはムリだと思います。

    コシを出す

    塩水で茹でると、パスタに含まれるタンパク質が溶けにくくなり、コシがでる、ということです。

    これは、塩析といって、高い塩濃度の溶液では、タンパク質が溶けなくなるという性質を利用しています。

    でも、パスタの場合は、塩は水の1%ぐらいですからね。

    こちらに関しても、濃度が低すぎて、眉唾ものの理由になっています…

    さらに、追い打ちをかけるようなことを言うと、このコシに深く関わっているのは、グルテンというタンパク質なのですが、もともと不溶性なんです!

    つまり、水だけでも溶けないので、コシに影響があるとは考えにくい、ってワケです。

     

    3つの理由があったのですが、信じられそうなのは、最初の味付けのため、ぐらいですね…(苦笑)

    しかし、

    実際に食べ比べてみたら、もしかしたら、他にも何か違うことがわかるかもしれない!

    と思ったので、塩なし塩ありでパスタを作って検証してみることに。

     果たして、どんな結果になったのかは、続きをご覧ください…


    スポンサーリンク

    どれだけ違うか検証してみた!

    今回は、より正確に違いを調べるために、ソースとかは付けずに、素のパスタで食べ比べしてみました。
    (食べる立場としては、ちと辛いですが…苦笑)

    pasta1

    プーさんの柄つきの皿の方が塩あり無地の皿の方には塩なしパスタを入れます。

    茹でる水は1L、塩の量は10gです。

    茹で時間は「8分」って書いてたけど、固めが好きなので7分にしました(笑)

     

    完成したパスタがこちら↓

    pasta2

    見た目とかはほぼいっしょですね。違いはないように思えます。

    しかし、食べてみると、味がぜんぜん違いました!

     

    塩ありの方は、パスタにしっかり塩味が付いていて、これだけでも、普通に食べられそうな感じです。
    (そこまでおいしいとは思わないけど…)

    塩味が付くというのは、間違いないです!確かに味が付きます。

    一方の塩なしの方は、当然ですが、味はしませんでした

    もうひとつ気になる部分、「コシ」については、正直、よくわかりません…

    そんな繊細な舌ではないので、同じように感じました。

    違いがわかる人には、わかるのかな?

     

    さすがに、このまま食べ続けるのはしんどいので(笑)、数口食べて、我慢できずに、ペペロンチーノにしてみました。

    pasta3

    あくまでも味の検証がしやすいように、味付けは、塩ありゆで汁のみ塩なしは、最後に適量の塩を入れるだけです。

    食べてみた結果、塩ありの方が断然おいしかったです

    麺の中までしっかり味が付いているからですかね。

     

    塩なしの方は、表面にしか塩味がないし、しょっぱいところや味がうすいところがあったりで、散々でした(苦笑)

    あと、麺に味がないので、食べてるとすぐに味がしなくなります。

    はっきり言ってマズいです。
    (みなさんはマネしないように…)

    まとめ

    実際に食べ比べてみて、パスタに塩を入れるのは、塩味を付けるためというのは間違いないかと。

    他の2つは、やっぱり微妙な感じがしますね…(^_^;)

    パスタをおいしくするためには、塩はとっても重要だというのは、間違いないでしょう。

    ただ、市販のソースを使う場合は、そこまで大きな差は感じないと思います。

    私はいつも市販のソース派なのですが、塩なしでも、ふつうにおいしく食べられてますので。
    (今まで、塩が大事だと思ってなかったくらいですからね…苦笑)

    まあ塩を忘れても、そこまで心配することはありません。

    ですが、今回みたいに、ゆで汁などを使って、パスタソースを自作する場合は、塩を入れたほうが絶対においしくなるので、必ず入れるようにしましょう。


    スポンサーリンク

    関連記事