「寝てたら背中が痛くて目が覚める…
しかも、この症状が何ヶ月も続いてるんだけど、コレってヤバい!?」
これは私の実体験です。
ふとある時から急に、眠りについてから数時間すると、背中がキューッと締め付けられるような感じの痛みが出てきました。
最初のうちは、「何日かしたらきっと良くなるだろ~♪」と気にしていなかったのですが、1ヶ月くらい経っても治らない。
それどころか、だんだん悪化してきているような気が…
これだけ症状が続くと、やっぱり怖くなったので、ひとまず病院へ。
レントゲンを確認して、そこで言われたのが「平背(へいはい)」でした。
「へいはい?平たい背中?何ソレ始めて聞いたんだけど…!?」
お医者さんの話によると、背骨がまっすぐ過ぎるとのこと。
「背骨って、まっすぐな方がいいんじゃないの?」と思ったのですが、実は猫背よりも腰や背中に良くないんだそうです。
今回は、そんなあまり知られていないけどかなり怖い、平背の原因と症状について、お話したいと思います。
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目次
平背とは?
読んで字のごとく、背骨が平たくまっすぐな状態になることです。
ふつう背骨というのは、この画像のように軽いS字カーブを描いているんですね↓
で、このカーブが無く、赤線みたいにピンっとなってしまうのが平背。
この状態がなぜ体に良くないのかというと、カーブは衝撃の吸収をやらわげるはたらきをしているからです。
そのため、骨がまっすぐだと、負荷を逃がすことができず、背中や腰にどんどん負荷が溜まっていってしまいます。
これが良くないとされる原因です。
あと、かんたんにチェックする方法としては、背中から腰~背骨のラインをなぞるように触ってみてください。
このライン一体のどこを触っても、骨の出っ張りを感じるようなら平背の可能性が高いです。(私もボコボコでていました)
もし仮に、今痛みなどが全く無くても、そのうちどこかに不調で出る可能性も高いので、心配であれば、一度病院でレントゲンを撮り、確認した方がいいかもしれません。
では、次はどんな症状が出るのか見ていきましょう。
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原因は何?
平背になる主な原因としては、骨盤のズレです。
通常、骨盤というのはちょっとだけ前傾しています。
しかし、平背の人の場合は、骨盤が後ろに下がった状態になっているんですね。
特に注意して欲しいのが座り方。こんな風に座っている人は気をつけましょう!
私はこの通りの座り方をしょっちゅうしていました(^_^;)
そりゃ平背にもなりますわな…(苦笑)
確かに、この姿勢って、すご~く楽に感じますが、太もものウラの筋肉であるハムストリングスに力が入りっぱなしの状態になってしまい、骨盤が後ろに引っ張られてしまうんです。
なので、まずは座る時に、腰を背もたれにしっかりとくっつけて、正しい姿勢で座るのを心がけるようにしましょう。こんな風に↓
お尻の左右の出っ張った骨の部分をイスに垂直に立てるような感覚を意識してみてください。
こうすることで、腰やお腹まわりの筋肉がバランス良く使われて、骨盤が正しい位置をキープできますよ!
あとおまけ予備知識としてお話しておきたいのが、お医者さんに言われたことなんですが、実は立っている時よりも、座っている時の方が腰や背中には負担がかかるんだそうです。
これって逆だと思っている人、多かったんじゃないでしょうか?
イメージ的には立ってる方がよっぽど負担が大きそうに感じますが、実は逆なんですね。
だから、立ち仕事してる人よりも、私みたいにパソコンばっかやってる人間の方が、平背になりやすいんだそう。
それだけ間違った姿勢は大きなダメージにつながるってことなので、今すぐ気をつけるようにしてくださいね。
症状について
主な症状としては、
- 腰や背中の痛み
- 首や肩まわりのコリ
- 息切れ
- 胃腸の圧迫感や不快感、消化不良
などが出ることが多いと言われています。各症状について、もっと掘り下げていきます。
腰や背中の痛み
いちばん症状として出やすいのが、この症状。
先ほども言ったとおり、背骨がまっすぐだと、この部分への負担が大きくなります。
そしてさらに、その負担を吸収することもできないので、痛みとして現れるワケです。
ひどい場合は、椎間板ヘルニアなどになる危険性もあるので、注意してくださいね。
首や肩まわりのコリ
これに関しては、平背っていうよりも、ストレートネック(首の骨がまっすぐになる)方が関連性が強いんじゃないかと、個人的には思います。(私自身、こちらの症状の経験もあるので…)
もちろん平背も関係していると思いますが…(^_^;)
なので、この症状については、この記事を読んでもらった方が役に立つかと↓
息切れ
胸まわりの筋肉に力が入ったり、肋骨のはたらきが弱くなるので、呼吸がしづらくなります。
呼吸というのは、自律神経を整える役割もあるので、呼吸が浅い状態が続くと、自律神経失調症などになる可能性も。
胃腸の不調
平背だと、腰やお腹の筋肉への力のかかり方が不安定になるので、その影響で胃腸の機能も弱くなってしまいます。
ご飯を食べた後に、お腹がポッコリ出てしまうという人は、お腹の筋肉が弱くなり、食べ物で重くなった消化器官を支えられなくなっているため、このようになることが考えられます。
管理人の症状
実際に平背になった管理人にどんな症状が出たのか紹介しておきます。
1.朝起きると背中が痛い
まず最初に、寝ている時、背中に痛みが出ました。
朝の寝起き頃になると、特に辛かったです。起き上がるのも一苦労でした。
ただ、起きて体を動かしているとすぐに症状は消え、日中はどこも気にならず。
そんな日々が1ヶ月以上続きました。
そして病院へ行き、平背だと診断されます。
写真も見せてもらいましたが、ホントにキレイにまっすぐでした(苦笑)
2.強烈な足のしびれ・残尿感
病院へ行き、「これから毎日腹筋してね~」とだけ言われたのですが、いっこうに良くならず…
すると、次は足のしびれも出てきたんです!脚の付け根からつま先までビッシリと。
特に座っている時が本当に辛くて、10分ぐらいしかまともに座れませんでした。
そして、さらに毎回の残尿感。
こちらも地味~にイヤでした(^_^;)
これにはさすがに耐えられず再度病院へ。
精密検査をしてもらおうとした途端、次の日に症状が急激に改善(苦笑)。
結局、検査はやめて、そのまま様子を見ることに。
今思うと、この症状は、自律神経の乱れから来るものだったんじゃないかと思っています。
でも、自然と治ったのは何でだろう?今でも不思議です。
3.お腹の不快感
足のしびれと残尿感は無事に、いつのまにか無くなってくれたのですが、寝てる時の背中の痛みは相変わらず。
そんな日々が半年以上続き、今度はお腹の調子が少しおかしい…?
食べ物を食べると、しょっちゅうゴロゴロなったり、重たく感じたり…
ただ、便秘や下痢などにはなりませんでした。
以上が、私の症例なんですが、未だに継続してるのは寝てる時の背中の痛み。
コレのせいか、あまりちゃんと寝れていないようで、日中もよく眠くなってしまいます(仕事にも影響するので、かなりやっかい…)。
しかし!
なぜか最近この症状が急に軽くなってきたんですよ!(苦笑)
私自信も良くなった理由がハッキリとわかってなかったんですが、もしかしたらコレかな?と思い当たるフシがあったので、最後にこちらについてお話したいと思います。
原因は重い布団だった?
私の背中痛が改善され始めた時、ちょっと前から姿勢の改善や骨盤のストレッチを始めたんですが、さすがに数日でそんな変化はないだろうな~と思ったので、他に何か変えたことあったかな?と考えてみると、あることに気が付きました。
それが、掛け布団を使わなくなったこと!
私の中では、これが寝てる時の背中痛のいちばんの原因だったんじゃないかと思っています(痛いのも寝てる間だけだったし)。
その頃は日によって寒暖の差が激しく、また布団を取り出した日もあったのですが、案の定その日は腰や背中に激痛が来ました。
しかし、また毛布だけで寝た日は、ほとんど痛くない!
この検証結果からも、私の場合は、掛け布団の重さが、寝ている時の背骨に大きな負担を強いていた、と考えられます。
実際、今は毎日毛布だけで寝ていますが、寝るのがツラいというほどの痛みが出ることはめったに無いです(ホントたまにけっこう痛い時はあるけど…)。
マットレスは気になったので、すぐに新しいのを買ったのですが、特に何も変わらずだったので、まさかの掛け布団に問題があったんですね…
でもこのままだと、次の秋冬はまた痛い思いしないといけないことになってしまうので、軽い布団を買わないと!
一つ気になったんだけど、軽い布団って暖かいのかな?冬は超寒い北海道に住んでるので、その辺はちょっと心配…
最後に…
今回は、私の実体験も交えながら、平背の原因や症状についてお話してきました。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、最近は、このせいで体調不良に悩まされている方も増えてきているようです。
もし、なんだかよくわからないけど、今回紹介したような症状がいくつか当てはまり、長期間続くようなら、一度病院を受診してみてくださいね(行くなら整形外科がおすすめ)。
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