「んん~、何かご飯食べると左顎が痛い…
アレ!?っていうか、何か腫れてるじゃん(゚д゚)!?」
いつのまにやら、耳の下辺りがやたら腫れだしてきたので、「こりゃ何かヤバそうだぞ…」と思い、すぐに近くの耳鼻科へ。
そこで病院の先生に言われたのが、「おたふくじゃない耳下腺炎だね~」でした。
実は、おたふくも正式名称が「流行性耳下腺炎」って言うんだけど、そうじゃなくて、「反復性耳下腺炎」っていう方の耳下腺炎だったみたい。ややこし過ぎる…
しかし、その後にもちょいちょい色んな症状が出てきて、また病院へ行くと、最終的に「やっぱりおたふくだったんだろうね~」という診断に(苦笑)。
おたふくとこの耳下腺炎は、初期症状だけだとすごくそっくりで、検査とかして調べないと、ちゃんと判断するのは難しいんだそう。
私は検査しなかったら、しょうがないかもしれないですね。
それはさておき、大人になってからのおたふくはかなりしんどい、とか聞かされてたので、かなり心配しましたが、だいぶ前に予防接種してたおかげで、だいぶ軽く済みました(それでも1週間かかったけどね…)。
というワケで、今回は、大人のおたふく風邪の症状について、私の実体験も交えながら、詳しくお話していこうと思います。
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おたふく風邪の一般的な症状について
おたふく風邪というのは、ムンプスウイルスというウイルスが、感染者の唾液や接触などによって感染し、発症します。
潜伏期間が2~3週間あり、この間も感染することがあるので、予防するのはすごく難しいです。
だって、見た目元気な人がおたふくかどうかなんて、わかるワケないですしね…(^_^;)
主な症状についてですが、以下の2つが出ることが多いですね。
- 高い発熱(38℃以上。中には40℃を超えることも)
- 耳下腺(耳の下辺り)の腫れ・痛み
これらはおたふくにかかった人は、ほとんどが体験するかと思います。私も実際になりました。
他にも、
- 頭痛
- 腹痛
- だるさ・倦怠感
- 食欲が無くなる
- ドライマウス(口の中がパサパサに乾いて、味も感じられなくなることも)
などの症状が出ることもあるようです。
ピークはだいたい発症後3日めくらいで、後はゆるやかに回復していき、だいたい1週間前後で完治することが多いと言われています。
ただ中には、耳下腺の腫れが1ヶ月以上消えなかった、なんてケースもあるようなので、人によって治りに大きく差があることは否めません(こんなに長引くととってもツラそうですね…)。
合併症が怖い!
基本的には、子供の場合と症状は対して変わらないのですが、大人の場合は、重症化して長引いたり、他の合併症を引き起こす危険性があるのもやっかいです。
主なものは、
- 無菌性髄膜炎
- ムンプス難聴
- 膵炎
- 睾丸炎
- 卵巣炎
などが挙げられます。
それぞれ解説していきますね。
無菌性髄膜炎
頭痛・発熱・嘔吐などが見られ、患者の約10%程度がかかるとされる病気。
治療法が無く、安静にして回復を待つしかありません。だいたい2週間くらいで治ると言われています。
症状がひどい場合は、入院して治療することも。
ムンプス難聴
ムンプスウイルスが耳の中に侵入してしまうことで、難聴になることがあります。
頻度はおよそ15000人に1人の割合と言われているので、かなり少ないですが、もしなってしまうと改善が難しい病気です。
これはならないことを祈るしかないですね…
片側だけなることがほとんどなので、もう片方の耳はふつうに聞こえるので、まったく聞こえなくなるということはありません。
膵炎
腹痛や嘔吐などが出る。一時的なもので、重症化することはめったにありません。
だいたい1週間くらいで治るようです。患者の4%くらいがかかると言われています。
睾丸炎
睾丸が大きく腫れたり、痛みが出ます。冷やしたり持ち上げたりすると、痛みがやわらぐことが多いみたいです。
男性患者の約2~3割ぐらいがかかると言われています。
ちなみに、この睾丸炎は無精子症になってしまうとよく言われますが、おたふく風邪が原因の場合は片側だけの場合がほとんどで、不妊になることはありません(両方なってしまうと不妊の危険性アリ)。
卵巣炎
女性患者の約7%ぐらいがかかると言われています。
症状は、下腹部の激しい痛みなどがあります。こちらも不妊になることはまずないようです。
以上が、一般的な症状と合併症についてのお話。
次は、管理人はどうだったのかをお伝えしていきたいと思います。
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実録!管理人のおたふく闘病記
ここからは、私が実際におたふくに掛かった時の様子を詳しくお話します。
まず、当時の私の現状は、
- 27歳男
- 大学入学前に予防接種をしている(9年前くらい)
です。
まずいちばん最初に、左の耳の下が腫れました。痛みに関しては、ごはんを食べる時だけでしたね。3日めがいちばん痛かったです。
ただそれでも、ごはんを飲み込めないほど痛いってことは一度もなく、食事が食べれないってことはありませんでした(3日めはだいぶキツかったですが…苦笑)。
あんまり噛むと、唾液がたくさん出て痛くなるので(耳下腺は唾液腺の一種なので、唾液が出るほど痛くなる)、おかゆややらわかめの魚など、あまり噛まずに飲み込めるものが中心でしたね。
あと、初めのころにこのことを知らず、クエン酸入りの紅茶を飲んで、悶え苦しみました(苦笑)。コレを読んだあなたは酸っぱいものは止めときましょう。
そして、腫れと痛みのピークを越えた4日め、安心したのも束の間、今度は右耳の下が腫れ、おまけに38℃の熱が…(^_^;)
しかし、予防接種の効果なのかなんなのか、高熱があるのに、そこまでツラいということもなく、ただただ頭がボーッとしてるぐらい…
なので、パソコンや読書をしながらまったりしてましたが、熱は結局4日間ぐらい続きましたね。なかなか下がりませんでした。
熱が引いた頃には、腫れも完全にひき、ちょうど1週間ぐらいで完全復活!というのが私の病状です。
そんなにツラくはなかったけど、とにかくだる~い日々が続いた、管理人のおたふく体験記でした。
これで免疫が出来たので、もう二度となることは無いと思うと、なんだか少しホッとしますね~。
最後に…
今回は、大人がおたふく風邪になったらどうなるの?ということについて、一般的な症状と、管理人の実例を合わせて紹介してみましたが、いかがでしたか?
今回の経験を通して思ったのは、「予防接種しといてホント良かった…!」ってことですかね。
もし、何もしないでふつうに発症してたら、どんだけヒドいことになってたのか、考えるだけでも恐ろしいです。
病院でも先生が仰ってましたが、最近の若い人は予防接種をあんまりしていないそう。
自分がなったからハッキリと「ちゃんとしといた方が絶対にいいぞ!」と言い切れます(これはマジで)。
あと合併症の予防にもなるので、大人になったけど、まだおたふくにかかっていないという方は、早めにやっといた方がいいですよ!
まあ正直、一生なんないのがいちばんだけどね(苦笑)
軽いって一週間しんどいのが続いたワケですし…(^_^;)
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