「猪毛のヘアブラシの手入れって、どうすればいいの?」
髪のために、猪毛のブラシを使うようになり、いちばんの悩んだのが、手入れの方法。
猪毛ブラシを始めて使う人にとって、手入れについては、わからないことが多いですよね。
- 手入れに必要な道具は?
- どのくらいのペースですればいいの?
- 水で洗っても大丈夫?
などなど、いろんな疑問が出てきます。
そこで、今回は、猪毛ブラシを愛用している私が、どのように手入れをしているか、紹介します。
始めての猪毛ブラシで、お手入れにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
めんどくさいことが大嫌いな私でも、 不思議と続けることが出来てる、ひじょ~に楽なやり方です!
それでは、さっそくいきますよ~。
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猪毛ブラシの手入れの仕方
手入れの方法は2つあります。
- 髪の毛やフケ、ホコリを落とす、ドライクリーニング(毎日)
- ブラシに溜まった汚れを落とす、水洗い(汚れが気になったら)
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
ドライクリーニング
猪毛ブラシを長く使っていくために、いちばん大事なのが、このドライクリーニングです。
できる限り、毎日行ってください。
何日もサボってしまうと、すぐに汚くなります。
私は、最初は2~3日に1回、掃除していたのですが、これでも、1週間ぐらいしたら、けっこう汚れていました(^_^;)
汚れが溜まってしまうと、水洗いしない限り、キレイになりません。
猪毛は、基本的に、水で洗うのは、毛の質を劣化させるので、できる限り、やらない方がいいです。
あと、水洗いはめんどくさいので、あんまりやりたくないってのもありますが(苦笑)
ドライクリーニングを毎日マメにやって、汚れを溜めないようにする方が、よっぽど楽だし、猪毛にも良いです。
最初はめんどくさいですが、慣れれば、どうってことないので、ブラシを使った後は、必ず掃除するようにしましょう。
必要な道具は?
手入れに必要な道具は、ブラシクリーナーがあればOKです。
上がクリーナーで、下がリムーバー(毛取り)です。
(リムーバーは無くてもいいです)
ちなみに、私が使っているのは、江戸屋のブラシクリーナーです。
ネットで600円くらいで買えます。
2箇所にブラシがついていて、ブラシの隙間の大きさに応じて、使い分けられるので、おすすめです。
リムーバーは、私もほとんど使っていません。
ただ、リムーバーの方が、絡まった髪の毛が取りやすいです。
必要だと思ったら、買ってみてください。
(これもネットで数百円くらいで買えます)
ドライクリーニングのやり方
- クリーナー(もしくはリムーバー)で髪の毛を取り除く
- ブラシの毛の先端のホコリを落とす
- ブラシの根本に溜まっているホコリや汚れ落とす
1・2番はササッとやるだけでも十分ですが、3番は入念に行いましょう。
(それでも3分くらいでOKです)
猪毛ブラシを1回使っただけでも、フケや汚れみたいなものが、根本にパラパラくっついているはずです。
手入れの目安としては、この、目に見える汚れがなくなるまでやって下さい。
(完璧にするのはしんどいので、大体でいいです)
これだけ毎日しっかりやっていれば、ブラシにカビが生えたりして、ダメにするということは、まずありません。
猪毛ブラシは、ドライクリーニングだけで、手入れは十分とよく言われていますが、実際これだけだと、完全に汚れを取り除くことはできません。
いくら頑張っても、少しずつですが、ホコリっぽいものが、溜まってきて、ブラシが白っぽくなってくるんですよね…
ここで、たいていの方は、「水洗いを全くしないなんて、まずムリ!」と思うはずです。
しかし、水洗いは、ブラシを痛めやすいのも事実です。
だから、やり過ぎもよくないです。
そこで、次は、ブラシに負担をかけず、水洗いするにはどうしたらいいか、その方法や頻度について、お話していこうと思います。
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猪毛ブラシの水洗いのやり方
必要なものは?
- ブラシクリーナー
- シャンプー
- 洗顔ネット(あれば便利、なくても可)
手入れに使うシャンプーは、あなたが普段使っているもので大丈夫です。
できれば、アミノ酸シャンプーや石鹸シャンプーなど、刺激の低いものを使う方が、おすすめですが。
※合成界面活性剤を使っている、市販のシャンプーなどは、刺激が強いので、猪毛の劣化を早める危険性もあります。
では、詳しい洗い方に移っていきます。
水洗いのやり方
- 洗う前にドライクリーニングで、余計な汚れを落としておく
- シャンプーを手に少量とり、洗顔ネットで泡立てる
- 泡をブラシクリーナーでまんべんなく広げる
- 洗面器にぬるま湯(30℃くらい)を溜め、左右に揺する感じで振り洗いする
- 1回で泡が落ちなければ、水を取り替えてもう1回洗う(ダメなら繰り返し)
- 泡が完全になくなったら、ブラシを上下に振り、水気を切る
- ブラシを逆さまにして、陰干しで自然乾燥させる
この方法は、めんどくさがりな私が考えた、オリジナルのかんたんなやり方です。
(だいたい5分もあれば終わると思います)
もう1年以上、この方法でやっていますが、なにも異常もなく、普通に使えています。
水洗いの頻度は、2~3週間に1回ですかね。
少なくても、月に1回やれば、問題無いと思います。
箇条書きで、さらっと紹介しただけでは、3番以降はわかりにくい部分もあるので、もう少し詳しく解説していきますね。
- 3.泡をブラシクリーナーでまんべんなく広げる
普通なら、ブラシクリーナーに泡をつけて、ちまちまやるんですが、これが時間がかかる…
全体を洗うのに10分以上かかるので、最初の1回で挫折しました(苦笑)
なので、髪を洗うときみたいに、ブラシに直接泡をつけちゃえ~というワケです。
この時、泡はブラシの根本まで届くように、おもいっきりつけてしまって構いません。
根本がいちばん汚れやすいので、しっかり洗ってあげましょう。
あとは、クリーナーで軽くゴシゴシすれば、かなりキレイになりますよ!
- 4~5.水洗い
もう1つ、気になるのは、水で洗うときだと思いますが、けっこう大胆に、ガバッと水につけても大丈夫です。
でも、持ち手が木製の場合は、なるべく水につかないようにした方がいいと思います。
水につける時間を減らして、一気に泡を落とす感じでやってみてください。
- 6.水切り
すぐ水を切れば、水に浸かっている時間も少ないので、ブラシのダメージもかなり抑えることができます。
あまりビクビクせずに、ワイルドにいきましょう!
- 7.干すとき
最後に、干すときなんですが、「なんで逆さまにして干すの?」って思いますよね?
(こんな感じで干します)
これは、根本に残った水分を残さないためです。
普通に干すと、水分が溜まって、ブラシが痛みやすくなってしまいます。
このまま半日くらい干しておけば、乾いていると思います。
タオルやドライヤーなどを使うと、ひび割れを起こす原因にもなるので、絶対にしないでください。
あくまで、自然乾燥をこころがけましょう。
最後に…
猪毛ブラシの手入れについて、お話しましたが、いかがでしたか?
- ドライクリーニングは毎日(それなりにキレイにする)
- 水洗いは月に1回はやる
あとは、手順を守って、キチンとやってもらえれば、手入れはバッチリです(^^)
この手入れの仕方なら、時間もほとんどかからないので、そんなに苦になることはないと思います。
せっかく良いブラシを買ったのですから、手入れをしっかりして、長く愛用していきましょう!
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